「懺悔」テンギス・アブラゼ監督 2025年03月26日 グルジア人監督の映画。ソ連崩壊前に公開された作品だというが、「映画の原点」を観ているような驚くべき充実した内容。ソビエト連邦の独裁体制を批判する内容ながら、堅苦しくも小難しくもならず、随所で息をのむようなショットが挿入される。横暴な市長の墓が何度も暴かれる冒頭のインパクトも圧倒的。 続きを読むread more
ハックマンの迫力とチャーミング、「カナディアン・エクスプレス」。 2025年03月26日 ジーン・ハックマン主演映画「カナディアン・エクスプレス」。彼の多彩な出演作の中では大書される映画ではないが、おもしろい。90分強の時間、ダレることなく特急は進んでいく。 監督はピーター・ハイアムズ。長きに渡ってカルト映画として名高い「カプリコン・1」の監督でもある。 殺人の目撃者である女(アン・アーチャー)の証言が必要な検事(ハック… 続きを読むread more
Seesaaブログ 「母連れ狼」末尾ルコ 言葉革命・人生・美・介護生活 をお気に入りに! 2025年03月25日 Seesaaブログで頑張ってます、母連れ狼 末尾ルコ(アルベール)です。 3月いっぱいでssブログは終了しますので、こちらSeesaaブログ 「母連れ狼」末尾ルコ 言葉革命・人生・美・介護生活 をお気に入り(ブックマーク)に入れてくださいね。 続きを読むread more
「詩」の歓び ボードレール「悪魔への連禱」 2025年03月25日 「詩集を持つこと」をお薦めした手前、ときどき素晴らしい詩を紹介するべきだと自覚しているわたし。 今日はいきなりメジャーですが、シャルル・ボードレールの詩を。 「悪魔への連禱」の一部です。 おお、汝、天使のなかで最も博識で最も美しい者、 運命に裏切られ、賛歌を奪われた神、 おお、悪魔よ、ぼくの長い悲惨を憐れんでくれ!… 続きを読むread more
死せる映画俳優のために。 2025年03月25日 ジーン・ハックマンの死去。 報道されるところのその死の様子はあまりにつらいものだったけれど、誰しもいずれ死ぬ。人間同士に平等性があるとするならば、「誰しもいずれ死ぬ」という事実しかない。 ならば「まだ生きているわたしたち」は、先に逝った偉大な、あるいは素晴らしい映画俳優たちのために何ができるのか。 もちろんこれ、 「彼ら… 続きを読むread more