「第9地区」ニール・ブロムカンプ監督 2025年04月20日 「疑似報道」の形式が見事にはまる。全体的にはクラシックなSF小説を読んでいるような趣。「クリストファー」の子どもがカワイイ(笑)。しかし「ロボット」が出た途端に「またこれか」感がある点は減点になる。敢えて「今どきのロボット」と違う姿を作れなかったか。ラストの余韻は好ましい。 続きを読むread more
うたちゃんが親し気な「デさん」「ゾラちゃん」って誰だ? 2025年04月20日 さてそんなうたちゃん(母)ですが、もちろん映画はぼくと一緒に毎日観てます。それら作品について多種多様な反応をしてくれるうたちゃんですが、どんな偉大な人物でもけっこう身近に感じるという特技(笑)も持ってます。その代表例が、ロバート・デ・ニーロのことを「デさん」(笑)。「デさん」って、世界中でこう呼ぶのうたちゃんだけだよね。でもこの呼び方は… 続きを読むread more
「ロルナの祈り」 2025年04月19日 批評 アート 映画 「ロルナの祈り」 「ロルナの祈り」ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督 「小さな愛」に関する気づきをこれほど見事に表現した作品は稀だ。ヨーロッパにおける偽装結婚という重いテーマを扱い、絶望的なストーリーながら、観終わった後に「希望」を感じる。情緒的な表現を排したダルデンヌ芸術の勝利だ。 8点 続きを読むread more
89歳、うたちゃんとともに「生きる」ということ。 2025年04月19日 1月から2月にかけての猛烈な身体痛も治まりいつもの調子が戻ったうたちゃん(母)。しかし結局今のところ、「激痛の理由は特定されず」「回復した理由もよくわからず」で、いつまたこのような状態になるかわからないということですよね。まあいつも同じ体勢で同じような動きをしていることで、知らず知らずの内に筋肉疲労など蓄積していた、というところが一番可… 続きを読むread more
「モンテーニュ通りのカフェ」ダニエル・トンプソン監督 2025年04月18日 群像劇は苦手なのだけど、この作品は最後まで気持よく楽しめた。その大きな原動力がセシル・ド・フランスの魅力だ。これまでの作品とは別人のようなイノセンスを見せつけてくれた。テレビ女優が映画出演を熱望するくだりに、フランスにおける映画とテレビの「差」を見ることができる。 続きを読むread more