「ジレンマの前座劇」フランソワ・オゾン監督

30分の短編。しかし実に楽しめた。いつも遅れてくる恋人に対する不平を、美しい男ルイ・ガレルがブツブツ言いまくる下らなさ、おもしろさ。しかもその不平が詩的であり、哲学的であり、さらに映像が透徹な美しさに満ちているのが、またおかしい。フランス映画ならでは。

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日が沈んだ頃にやってきたセールスマン

もうずいぶん前のことだが・・。 日が沈んだくらいの時間だった。 誰かが来た。 わたしは玄関を開ける。 メガネを掛けたやや小柄で細身の男だ。 ほとんど説明もせぬままに箱を玄関先へ置いて、「置くだけで構いません、これ一箱、ここへ置かせてください」と言う。 置き薬のセールスだ。 「うちはもうあるから必要ありません」わたしはそう答…

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ルルドの泉

ルルドの泉がある もちろんあるさ あるから書いているんだ。 いや、無くても書くことはできるさ。 無くても書くことはできるよ。 例えば「プルドのいちゅみがあるさ」なんてね。 でもルルドの泉は、ある。 そして「ルルドの泉で」という映画もある。 シルヴィ・テステュとレア・セイドゥというフランスが誇る2大女優が出てるってだけで鑑…

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わたし、退院後に体重回復しました。

まあねえ、わたし入院時は体重45kgまで落ちてましたわ。身長が170cm強でですよ。いろんな理由があったのだろうけどそれはさて置き、病院ベッドで自分のふくらはぎとか足首とか見て、(これは誰の足なんだ)と思うくらい細かった。風呂場で鏡見るのが怖かったですからね。あばらが浮き出てて、餓死寸前の人みたいでしたから。リハビリの時もPT(理学療法…

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