「薔薇の貴婦人」マウロ・ボロニーニ監督

映画史上稀代のセクシー女優ラウラ・アントネッリ主演作。かの「青い体験」から約10年後、アントネッリ40代の作品だが、その色気は健在。「エロティックなだけ」という内容は、アナイス・ニンの短編を彷彿させなくもない。ヴェネツィアの景色も見もの。

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今は落ち着いているけれど、うたちゃん1月に救急搬送。

この1月後半からの約1か月はうたちゃん(母)そしてぼくにとってなかなに困難な時間だったのです。現在はどうにか落ち着いているけれど、いや本当に(人間いつどうなるか、いつ何が起こるかわからない)という「現実」をあらためて実感させられた日々だった。これ、話せば長くなるし、今は落ち着いていても明日はどうなるかわけらないのもあるから少しずつお話し…

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「懺悔」テンギス・アブラゼ監督

グルジア人監督の映画。ソ連崩壊前に公開された作品だというが、「映画の原点」を観ているような驚くべき充実した内容。ソビエト連邦の独裁体制を批判する内容ながら、堅苦しくも小難しくもならず、随所で息をのむようなショットが挿入される。横暴な市長の墓が何度も暴かれる冒頭のインパクトも圧倒的。

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