〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「世界の女性を救う?マーゴット・ロビーのハーレイ・クイン」。2017年7月19日

●末尾ルコ「世界の女性を救う?マーゴット・ロビーのハーレイ・クイン」

末尾ルコ「映画で知性と感性を鍛えるレッスン」

マーゴット・ロビーの口は大きくて、口が大きいハリウッド女優と言えば、すぐにジュリア・ロバーツが頭に浮かび、ジュリア・ロバーツの口の大きさとともに、それを揶揄していた美輪明宏をも思い出すのである。
さすがに現代日本でもジュリア・ロバーツほど口が大きい女性は見当たらなくて、それはさて置き、マーゴット・ロビーはその目口の大きさがなければ、「ハーレイ・クイン」の役を射止めることはできなかったに違いなく、正しくマーゴット・ロビーにとっつては、大きな口、大きな目様様である。
ジュリア・ロバーツが『プリティ・ウーマン』で大スターに伸し上がった時、あの大きな口で「ガハハ」とばかり笑う姿に、(女もこんな風に自己表現していいんだ!)とシンプルながらも力づけられた女性は世界中に無数にいただろう。
その文脈で行けば、マーゴット・ロビーの「ハーレイ・クイン」に勇気づけられる女性がまた多く多くいたらいいのだけれどね。

いや、間違いない。
マーゴット・ロビーの「ハーレイ・クイン」は今この瞬間にも、多くの女性を救っている。
男性も?

この記事へのコメント

2017年07月19日 15:54
マーゴット・ロビーに限らず、最近の映画、出演者名も聞いたことのない人だらけです。
それだけ映画を観ていないと言う事なんですが・・・。
同じくオーストラリア出身のニコール・キッドマンが主演、B級映画を撮る事の多い、ガス・ヴァン・サント監督の「誘う女」を思い出しました。
安っぽい、頭空っぽな、でもバービー人形みたいなファッションがハマって、同性でもシーンが変わる度に楽しめた・・・ニコールの役柄。
今思えば、あの頃が彼女の美しさの盛りであったのかもしれません。そんなニコールに弟を殺されてしまう役柄のイリーナ・ダグラスの顔も相当なインパクトの強さでした!
口が大きいハリウッド女優代表のジュリア・ロバーツは、「プリティ・ウーマン」と他に数本観てはいますけど、良いと思った事は一度もありません。

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