●末尾ルコ かつて語った「シンドラーのリスト」スティ―ブン・スピルバーグ監督

「シンドラーのリスト」スティ―ブン・スピルバーグ監督

何よりも「収容所」の描写が格違いの凄みを見せつける。まるでその場にいるような臨場感で、しかも映像として美しい。モノクロにしたことで「ナチスの支配した世界」の雰囲気を適格に醸成している。「ゲート」を演じるレイフ・ファインズの異常性も出色。

この記事へのコメント

2021年06月14日 23:50
「シンドラーのリスト」は、そう好きとは言えない一作なのですが。
色白のまだ若くて奇麗なレイフ・ファインズの出演作品として、心に刻まれています。
その前の「ダークマン」で孤独で悲哀に満ちたヒーローを演じたリーアム・ニーソンが、大勢のユダヤ人の命を救った実在の人物、ユダヤ人たちにとってのヒーローを演じる違和感。
ハリウッド大作として、商業映画としての完成度や、迫力は感じましたけれど。。
意味深なオープニングに反して、生き残った人々がシンドラーの墓に花を手向けるラストシーンは必要性を感じませんでした。
今見返してみると、また違った感想をもつかもしれませんね。