●末尾ルコ かつて語った「太陽がいっぱい」ルネ・クレマン監督

「太陽がいっぱい」ルネ・クレマン監督

この作品を「あんな退屈な映画はない」としたり気に語っていた知人がいたが、もちろん「退屈」なのはその男だった。演出、ストーリー、音楽、アラン・ドロン、マリー・ラフォレ、モーリス・ロネ・・。「でき過ぎ」と思えるほど完璧な調和を見せる。

この記事へのコメント

2021年08月31日 21:24
永遠の名作「禁じられた遊び」と並ぶ、フランス映画界の巨匠ルネ・クレマンの円熟期の作品。
地中海の青い海をバックにしたヨット上を舞台にして、貧富の差がハッキリわかれた若い男性二人と、一人の美女。
犯罪映画であり、サスペンスの要素も強く感じられる傑作に思えます。
アラン・ドロンがスターへとキャリアを広げた一作でもありました。
マット・デイモン主演のリメイク映画「リプリー」を観たら、まるで別物(笑)
彼は、C・ブロンソンの「雨の訪問者」も撮りましたね。