*「平原児」クライマックスのデモーニッシュ。

「平原児」の監督はセシル・B・デミルであり、セシル・B・デミルと耳にするたけで目にするたけで、映画ファンとしてはひれ伏すしかないわけであるが、わたしとしても肉体はひれ伏さないまでも心で最大限の感謝を捧げつつ「平原児」を鑑賞した。
米国史に残る、ワイルド・ビル・ヒコックをゲイリー・クーパー、カラミティ・ジェーンをジーン・アーサー、バッファロー・ビルをジェームズ・エリソンが演じていて、演出も快テンポ。30代中盤のゲイリー・クーパーがとにかくカッコいい。とりわけクライマックス、黒シャツ、黒いつば広ウエスタンハットのクーパーが酒場を出てからのデモーニッシュな緊迫感と美と来たら。

この記事へのコメント

2024年04月22日 17:15
セシル・B・デミル監督と言えば…と語るほど知っている訳ではないものですけど、それでも「地上最大のショウ」、チャールトン・ヘストン、ユル・ブリンナーの大スペクトル映画「十誡」を撮ったのはわかっています。
ゲイリー・クーパーの出演映画は、テレビ放送で見たのは覚えています。端正な顔立ちが印象的でした。