*「ゲッタウェイ」の凄くて美術なマックイーン!
「ゲッタウェイ」。なにせスティーブ・マックイーン。「カッコいい」という言葉のポテンシャルを最大限に発揮させてもぜんぜん足りない。100倍にも1000倍にも、それ以上にもしてみよう。
「ゲッタウェイ」のマックイーンは銀行強盗をするのだけど、妻役(実際の妻にもなる)のアリ・マッグローも何の躊躇もなく犯罪に加担する。倫理的躊躇ゼロのカップル、コンビネーション抜群である。
もちろんペキンパー美学、スローモーションヴァイオレンスも満載。満載だけどマックイーンが演じる、マックイーンがそこにいることで、より削ぎ落とされ、作品の美術度が増している。美しい。
終始ハードに展開する「ゲッタウェイ」だけに、最後のトラック運転手のおじさんとのやり取りの微笑ましさときたらない。「反則!」と言いたいくらい心が温まるのです。
「ゲッタウェイ」のマックイーンは銀行強盗をするのだけど、妻役(実際の妻にもなる)のアリ・マッグローも何の躊躇もなく犯罪に加担する。倫理的躊躇ゼロのカップル、コンビネーション抜群である。
もちろんペキンパー美学、スローモーションヴァイオレンスも満載。満載だけどマックイーンが演じる、マックイーンがそこにいることで、より削ぎ落とされ、作品の美術度が増している。美しい。
終始ハードに展開する「ゲッタウェイ」だけに、最後のトラック運転手のおじさんとのやり取りの微笑ましさときたらない。「反則!」と言いたいくらい心が温まるのです。
この記事へのコメント
ルックスの良さ、曲に恵まれての軽さ。何よりもチャラいところが魅力ですね。
「ゲッタウェイ」は、アリ・マッグローとの共演作であり、実際に共演がきっかけで結婚したのが気に食わない。
ふたりのラブシーンなんか、もうしらけてしまって途中で観るのを止めてしまったほどでした。
マックイーンは「大脱走」「パピヨン」「栄光のルマン」と言った男の世界だけの出演作がいいです。
でもサム・ペキンパーが描いたマックイーンの「美学」、次回はキチンと観てみましょうか。