*人情物が沁みる次期。

10代、20代、あるいはもっとかな。人情物的映画が苦手だったし、バカにしていたところがあった。若気のいたり。過激な映画やアートフィルムを最上位に置いてたんです。もちろんそれらは今でも好きだけど、このところもう俄然浮上してきているのが人情物。特に三カ月の入院の後は、人情物が沁みる、沁みる。だから今若い人たちも、「今いい」と感じているものだけが映画と思ってはいけません。10年後にはその好みはきっと変わる。他に大事な映画ができるようになる。たとえば、「日本映画はアニメだけ観てりゃいい」なんて信じている人がいるとしたら、今はまだ実写映画の価値、魅惑が理解できてないだけなんです。でもそろそろ実写映画も観始めるべきです、はい。

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