*「三つ数えろ」はどうして大傑作なのか?

映画史上、最高のカップルとぼくが考える6作品。

「風と共に去りぬ」
ヴィヴィアン・リー
クラーク・ゲーブル

「カサブランカ」
ハンフリー・ボガート
イングリッド・バーグマン

「男と女」
アヌーク・エーメ
ジャン=ルイ・トランティニャン

「離愁」
ロミー・シュナイダー
ジャン=ルイ・トランティニャン

「キャロル」
ケイト・ブランシェット
ルーニー・マーラ

「三つ数えろ」
ハンフリー・ボガート
ローレン・バコール

この中で「三つ数えろ」だけ大きく傾向が異なる作品であることおわかりだと思う。他の5作品の主旋律が「愛」なのに対し、「三つ数えろ」はハードボイルド、フィルムノワールの最高峰。そしてその構成、展開の複雑さわけのわからなさも映画史上高名である。さらに「話はよくわからなくても抜群の映画的快感を味わえる」ことを実証している作品でもある。監督がハワード・ホークス、脚本になんとウィリアム・フォークナーが加わっている。それだけでも必見だ。そしてもちろんボギー&バコールという公私ともの映画史上最高のカップルを外すわけにはいかない。

この記事へのコメント

2024年12月15日 10:22
ハンフリー・ボガート、ローレン・バコールの共演だけでなくて、結婚の事実を忘れておりました。