「余命10年」、あるいは「ある愛の詩」。 

藤井道人監督の「余命10年」。うたちゃん(母)大満足でぼくも大満足。つまりこれは、うたちゃんが大満足したからぼくも大満足という意味で、客観的に評価すれば、うーん、でも10点満点中6点はいくかな。なにせ小松菜奈がいいし、その姉役に黒木華というのも豪華。坂口健太郎も好感を持てる好演ですわ。
「余命10年」はご自分も原発性肺高血圧症を患っていた小坂流加が書いた小説で、作者ご本人も38歳で死去している。そして映画てしては、「カップルの女性が死に至る病」というパターンは、実話であれフィクションであれかなり多い。昭和の時代はその筆頭が「ある愛の詩」だったのだが。

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