「この愛のために撃て」、ロシュディ・ゼムの殺気。

「この愛のために撃て」というフランス映画。フィルムノワールというにはノンストップアクションに過ぎはするが、90分足らずの時間間断なくスリルをたのしむことができる。主演はジル・ルルーシュ。看護助手として働くサミュエル(ジル・ルルーシュ)の身重の妻が誘拐され、彼は自ら救出を試みる。その展開にいささかの無理はあるけれど、そして短い時間にやや詰め込み過ぎのきらいはあるけれど、二転三転するストーリーとダイナミックな演出は確かにおもしろい。そしてこの作品でジェラール・ランヴァンはいつもながらの厚みある迫力を醸し出しているが、さらに出色はロシュディ・ゼムの存在。その殺気みなぎる面構えと佇まいがこの作品をよりフィルムノワールに接近させている。

この記事へのコメント

2025年03月15日 01:00
niceです☆彡
2025年03月15日 11:24
拝読させていただきました。
2025年03月15日 11:56
訪問・有り難う御座います!!。
nice!の押し逃げで申し訳ないですが!!。