日が沈んだ頃にやってきたセールスマン

もうずいぶん前のことだが・・。
日が沈んだくらいの時間だった。
誰かが来た。
わたしは玄関を開ける。
メガネを掛けたやや小柄で細身の男だ。
ほとんど説明もせぬままに箱を玄関先へ置いて、「置くだけで構いません、これ一箱、ここへ置かせてください」と言う。
置き薬のセールスだ。
「うちはもうあるから必要ありません」わたしはそう答える。
「どの家にも2箱も3箱も置いています。大丈夫です、じゃあ置かせてもらいます」
もちろんわたしは言った。
「まったく必要ありませんから!」
で、メガネの男はどうしたか?
無言で箱を持ったまま後ずさりするように玄関の方へ下がっていき、明らかにわたしを睨みながら玄関を閉めた。

どうです、こんな大人?
醜い?普通?

この記事へのコメント

2025年03月19日 01:01
薬が必要だとしても、この人には担当してほしくないですね。
2025年03月19日 01:52
押し売りですな。
それも相当昔の古典的な。
2025年03月19日 10:11
訪問頂き、有り難う御座います。
我が町・季節外れの積雪で寒いです・・・其方は、如何ですか!!。
季節は、弥生も中旬過ぎたと言うのに・天候不順で、鬱陶しいですね・・・春爛漫には、程遠いですね(>¡<”!!。
2025年03月19日 10:41
おいらだと、場代貰えるなら置いて良いよって言います