映画的快感、マリアンヌ・フェイスフル「あの胸にもういちど」。

「あの胸にもういちど」。マリアンヌ・フェイスフル。疾走する大型バイク。バイクの名はディオニュソス号。フランスからドイツのハイデルベルグへ向かう。そこには不倫の恋人ダニエルがいる。
原作はアンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ。「城の中イギリス人」、読んでますか?「燠火」、読んでますか?
フランスからハイデルベルグ感が快感そのものだ。ハイデルベルグの美しい景色、その橋、だけでなく、すべての景色が本物で、美しく冷たく怖い。もちろん人間の肉体ま本物であり現実であり、そこに現実離れしたマリアンヌ・フェイスフルとアラン・ドロンがいる。映画であることの快感を存分に味わえる一本。

この記事へのコメント

2025年03月21日 00:53
niceです☆彡
2025年03月21日 09:13
ごめん 読んでません
2025年03月21日 10:27
訪問・有り難う御座います・・・。
nice!の押し逃げで申し訳ないですが・・・。
我が町・弥生も下旬に入ったと言うのに天候が不順・春爛漫は、程遠いです・暑さ寒さも彼岸まで、日増しに暖かく成るのを願うが・・・。
2025年03月21日 10:41
ハイデルベルグの光景が・・・などと一度訪れただけの私が口にすべきではないけれど。それでも十代の頃には、パリもハイデルベルグも想像さえつかない土地でしたので。第二次世界大戦の空爆被害を受けなかったハイデルベルグはまさに中世の街そのものの印象が残っています。
ドイツで最も古い大学があるのも納得の旧市街の街並み。その地を疾走するバイク、乗るのはアラン・ドランとマリアンヌ・フェイスフル(この女優は知りませんでした)全てが映画的であり、その辺にいる日本のアイドルには百年早いの言葉が出てしまう、決まった映像と想像力を逞しくしたのでありました。