ハックマンの迫力とチャーミング、「カナディアン・エクスプレス」。
ジーン・ハックマン主演映画「カナディアン・エクスプレス」。彼の多彩な出演作の中では大書される映画ではないが、おもしろい。90分強の時間、ダレることなく特急は進んでいく。
監督はピーター・ハイアムズ。長きに渡ってカルト映画として名高い「カプリコン・1」の監督でもある。
殺人の目撃者である女(アン・アーチャー)の証言が必要な検事(ハックマン)が、カナダ行き特急の中で殺し屋から彼女を守るために奮闘する。CGなしのアクションもスリルも迫力たっぷり。森林の間を走る特急列車の姿も美しく爽快。そしてなにせハックマン。いわばノンストップスリラーアクションにまったく異なるニュアンスを与えている。大きく厚く深いニュアンス。特筆すべきは暗殺者から時間を稼ぐために何の関係もない婦人との無理矢理な「雑談」を引き延ばそうとするシーン。なんとチャーミングな名優なのだ、ハックマンは。
監督はピーター・ハイアムズ。長きに渡ってカルト映画として名高い「カプリコン・1」の監督でもある。
殺人の目撃者である女(アン・アーチャー)の証言が必要な検事(ハックマン)が、カナダ行き特急の中で殺し屋から彼女を守るために奮闘する。CGなしのアクションもスリルも迫力たっぷり。森林の間を走る特急列車の姿も美しく爽快。そしてなにせハックマン。いわばノンストップスリラーアクションにまったく異なるニュアンスを与えている。大きく厚く深いニュアンス。特筆すべきは暗殺者から時間を稼ぐために何の関係もない婦人との無理矢理な「雑談」を引き延ばそうとするシーン。なんとチャーミングな名優なのだ、ハックマンは。
この記事へのコメント
「カナディアン・エクスプレス」のタイトルは旅番組さながらの響きながら、そこに描かれるのはやるかやられるかの世界のよう。
主役となるのはG・ハックマン対暗殺者、ここでも彼女は華のある脇役的存在みたいですね。