福田和也の小説採点法 「晴れ時々戦争いつも読書とシネマ Cultural Chronicle 2002~2003」福田和也 新潮社

映画を「~点」と採点したり「星数」でそのクオリティを批評してみたりというスタイルはよく見かけるが、これは映画がその世界的な製作数、そしてその中で各国の人間が鑑賞する作品というのがある程度限られているからできることなのだろう。
つまり多くの映画ファンが同じ作品の鑑賞歴を共有できるわけだ。
小説だとこうはいかない。
その出版点数もさることながら、一般約二時間で鑑賞できる映画と違い、一冊読むのにかかる時間も読者によってまちまちだろうし、つまり多くの人が似たような「読書歴」を共有というわけにはいかない。
だから「採点しても・・」という部分があるのだろうが、そんな中福田和也が小説の採点基準を設けていて興味深いので下記してみる。


90点以上 世界文学の水準で読み得る
80点以上 近代日本文学史に銘記されるべき
70点以上 現代の文学として優れている
60点以上 再読に値する
50点以上 読む価値がある
39点以下 人に読ませる水準に達していない
29点以下 人前で読むと恥ずかしい

    「晴れ時々戦争いつも読書とシネマ Cultural Chronicle 2002~2003」福田和也 新潮社

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